歴史からひも解くデザインの意味

01.

歴史

そもそも、コリエドシアン(Collier de Chien)とはフランス語で「犬の首輪」を意味します。

1927年当時、愛犬家の常連客から「犬の首輪のようなブレスレットが欲しい」というリクエストがあり、このブレスレットが誕生しました。エルメスでは珍しいスタッズを用いたハードなデザインの理由はこのためですね

ちなみにこのアイテムはブレスレットやバングルと表現されることが多いですが、違いはあるのでしょうか。結論から言うと大きな違いはありません。手首から肘の間につけるアクセサリーをブレスレットと呼び、バングルはプレスレットのうちのひとつだと言われています。

また、一般的に近年ではC型などの一部分が空いたまま取り外しのできるものをバングルと呼ぶことが多く、フックなどで留め金があるものはブレスレットと呼ばれることが多いです。

しかしながら語源の由来になぞらえた違いもあり、ブレスレットはラテン語から、バングルはヒンドゥ語からとも言われ、国によってブレスレットの役割とバングルの役割は違い、身分や宗教によっても違うとされています。

 

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デザイン

デザインについて、正確にはエルメスは当時犬の首輪も作成しており、さまざまなデザインのものがあったそうです。猟犬をエレガントに守るため、鈴付きのものや流線型のスタッズ付きのものなど。そこからの着想を得てブレスレットに活かしたそうです。ですので当時のコリエドシアンは今よりもスタッズの多い更にハードなデザインだったのです。そこからエルメスは丸みを帯びたピラミッドモチーフのスタッズとリングをあしらったベルトを新たにデザインしました。 その一切の無駄をそぎ落とした洗練されたデザインはどことなく80年代を彷彿とさせるパンキッシュな要素とハイエンドならではのラグジュアリーな要素が融合した完成された形といえるでしょう。

デザインも様々展開されているので自分だけのスタイルを見つけるのも楽しいものです。

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03.

プライスとメンテナンス

定価はコリエドシアンのモデルによって異なりますが、145,200〜1,749,000円です。主に使われている素材によって大きく異なりますが、ほとんどの商品は30万円ほどといった印象でしょうか。エルメスのなかではそれほど高額なアイテムでもないですが、アクセサリーとしてはかなり高額ですよね。綺麗に使っていけば一生使えるアイテムなので、こまめなメンテナンスをするとよいでしょう。

エルメスは、日本とは気候の異なるヨーロッパなどで生産されています。そのためレザーアイテムは特に高温多湿の場所で保管すると、カビが生えたり、加水分解が起こる可能性が高まります。

状態を悪化させないためにも、以下の予防策を講じることをおすすめします。保管している場所は、定期的に換気をし、除湿機などで保管場所の湿度を下げておくと安心です。バッグと違ってここまで丁寧に保管するひとはあまり居ないかと思いますが、将来少しでも売る可能性があるならこれをするだけで全然価値が違ってきます。

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営業時間 平日12:00~20:00

土日祝日12:00~19:00
定休日 年中無休/お盆休み/年末年始除く
最寄り JR新橋駅(東口)
東京メトロ銀座線 新橋駅(1~3番出口)
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(A2・A3出口)
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